フリクションリング劣化だけではなかった!

みなさんこんにちは!リールメンテナンスドットコムの内田です。

 

シマノのリール、特に2004年より前のリールに多いのですが、「久しぶりに使ったら、回転できないくらい重くなっている」「ゴムが挟まったように重たい」「回転枠の下から黒い物体が出てきて、回転が悪くなっている」と言うご相談をよく受けます。
これは、ベールを起こした時に回転枠が回らないようにブレーキをかける役目の部品、俗に言うフリクションリングの劣化・加水分解による回転阻害が原因であることが非常に多いです。(稀に違う部分の不具合である場合もあります)

 

回転枠を外したらこんな感じです。

 

 

 

年式の古い機種で、部品生産終了しているものは、部品が手配できませんので、「交換」は不可能なのですが、この劣化したフリクションリングを取り外してクリーニングすれば、回転は元どおりスムーズになります。

フリクションリングがないとハンドルを回した時にブレーキにならず、ベールがストッパーまで回転しベールをおこしにくくなります。

フリクションリングがないことにより、通常使用に問題はありませんが、キャスト後のベールを起こす作業をマニュアル(指でベールを起こす)で使用する分には全く問題なしです。
ジギングなんかだと特に問題ないですね。

 

 

例外で、01ステラSWシリーズ互換 8000番、6000番、20000番(10000番)のフリクションリングは、メーカーから大量に在庫として仕入れていますので、対応可能です。

詳しくはお問い合わせください。

 

同じような症状でお問い合わせいただいた場合は、まずフリクションリングを疑うのですが、ここ1〜2週間でまた違う例がありました。

機種は07ステラ。

こちらもすでに部品生産終了機種なのですが、この機種のフリクションリングは、素材と機能が違うので、あまり劣化したり引っかかることが少ないのですが、

お客様ご了承のうえで作業を進めると。。。

 

 

写真の下の部分、回転枠の飾り枠の内側の爪が折れて、中で遊んでコロコロし、回転を阻害してました。

1〜2週間で2県続きましたので、今後も結構出てくる可能性があるのかなと。。。

これに関しても、部品交換はできませんが、あくまで装飾部品であり、またネジできちんと止まっていますので外れたりガタガタすることはありません。

 

生産終了機種でも、このように状況が修復できることもあります。

あくまで分解してから判明することなので、ご依頼にはリスクがあるとこと、分解検証には工賃がかかりますので、ご了承のうえお申し込みをお願いします。

お持ちの古い機種が修復できるかどうかは、私どもとしても実物を拝見しないとなんともと言うのが正直なところですが、

ある程度の症状はお電話やメールでも予測を立てることができます。「全く無理です」とうことであれば、検査で送っていただくリスクも無くなりますので、

ひとまずはリールの年式機種と症状を事前に詳しくお聞かせください。

 

 

リールメンテナンスドットコム 内田