19ステラSWを分解してみたら、すごく改善されてることがありました!

みなさんこんにちは!リールメンテナンスドットコム の内田です。

久しぶりのブログ更新です。

 

本日、19ステラSWのご依頼があり、色々と気になっていたことがわかったのでご紹介いたします。

少しマニアックな内容含みますのでご了承ください。

 

19ステラSW8000PG

空回しでシャラシャラが出てきたとのこと。

そこまで大きな不具合ではないのですが、13ステラSW含めてまとめて定期オーバーホールとしてお申し込みでした。

 

分解前の時点で、ベアリング2個or3個不良で見立てて作業進めました。

 

・ハンドルノブ

ノブの根元のベアリング不良でシャラシャラ→交換で回復 写真は割愛します。

・ラインローラー

プロテクトがしっかりして、最近使われているラインローラー 専用の防水グリスの効果もあり、

オフショアリールにしては珍しく、ラインローラー のベアリング交換はありませんでした。

 

結局ベアリング不良は、

ハンドルノブ、ピニオンギヤ上下と、いかにもな箇所のベアリング不良3箇所のみで済みました。

 

 

構造的に革新的なのが、

まずはローラークラッチ(いわゆるワンウェイクラッチ)


 

写真をみてお分かりになられる方は、同業者さんかメーカーの方、もしくは15ツインパワーユーザーかも!!!
そうなんです。

15ツインパワーSWと同じ構造のローラークラッチに変更になってました。
同じ構造というだけで、互換はないと思います。部品IDも名称も違います。
このクラッチ、個人的にはお気に入りです。
今までの塩ガミの心配がグンと減るのではないかなと思います!

ただ、期待していて残念だったのが、ボディカバー

 

折れるんですよ。。。。ビスの入るところが。。。。
小さいステラみたいなカバーになるのかなと期待していたんですが。。。。
デザインも考慮して仕方がないかもしれません。

 

ツインパワーSWっぽくなったのはここにも!

 

摺動子とウォームシャフトのお尻の栓みたいなやつがツインぱっぽい構造になりました。

でも、ツインパと違って、ウォームシャフト前後にはベアリング採用。

そしてマニアックな場所がここ

 

ウォームシャフトピンにベアリング採用だったのが、04ステラ以前のステラのように、ベアリングがなくなりました。

スプール上下のコトコト感改善に役立ってくれるといいですね!
多分ゴムシールがいい仕事をしそうな予感です。


そして、フィッシングショーでシマノの開発スタッフさんにガッツリお話聞いてきたのが、ココ

 

 

ピニオンギヤ下のベアリングの後ろに、プラ製カラーを採用して、シャフトを前後で支えてブレとノイズを軽減するという構造!

シマノのHPにも詳しく記載ありますが、

 分解してどうなってるかというと、こんなイメージ

 

 

今までも採用されてた、ローターナットのベアリングの下にあるカラーと、

今回採用のピニオン下のベアリングの下にあるカラーでしっかりとシャフトを支えてます。

この構造、ぜひ小さい番手のリールでも採用して欲しいです!

そうすれば、ヴァンキやステラで出ていた、ピニオンとシャフトの擦れ感、金属感がかなり軽減できると思います。

プラ製カラーは、私がこの仕事を始めた時からやいやいと言ってきた代物です。

恩恵は絶対にあると思うんですが。。。。

 

 

写真撮り忘れましたが、

ドライブギヤに入っていたストッパー機能なくなりました!

この方がいいと思います!でもシマノのリールって、採用したり戻したり、行ったり来たりするので、きっと試験も兼ねてるのかも。。。
個人的には、いらないと思います。

 

 



今回は、弊社の技術的記録もかねて投稿させていただいたので、

リールを分解したことがない方には、チンプンカンプンな内容だったかもしれません。ごめんなさいね。

先ほどオーバーホール終わり、組み上げましたが、ベアリング交換でバッチリの回転蘇りました!
新しいリールなので、当たり前といえば当たり前なんですが(笑
何よりすごいのは、その巻きの軽さ!正直13ステラSWと比べると、個人的にも欲しくなってしまう軽さかもです!!!!!

シマノかダイワか、はたまたカスタムメーカーさんか。。。。
スピニングのメインシャフトの浸水を防ぐ開発ができたら、すっごく画期的で、ノーベル賞ものだと思いますが、
開発の方、どうにかなりませんか????(独り言です)


リールメンテナンスドットコム  内田