整備日誌

スピニングリールの遊びについて

みなさんこんいちは。リールメンテナンスドットコム の内田です。
久しぶりのブログアップです。
毎週5件以上は同じお問い合わせをいただきますので、ご紹介いたします。

スピニングリールの遊びについて
「ハンドルを回したらカチャカチャ音がしている」
「ハンドルをピタッと止めたらカチッと音がする」
「ハンドルにガタがある」「メインのギヤにガタがある」
このようなことが気になる方は、一度新品のスピニングリールを触って見られてください。
アジング、メバリング、エリアなどフィネスの釣りをされるお客様ほど気になさる傾向が強いように思います。
繊細な釣りですから少しの振動も気になる!というお気持ちはよくわかるのですが。。。。 

 スピニングリールは、スラスト方向(リールフットを上から見て左右方向)
ハンドルの回転方向に必ず遊びがあります。
個体差、機種差、等もありますが、全く遊ばずピタッとしているものはほぼないと言っていいでしょう
※(スラスト方向は調整次第で稀に全く遊びがないものもある)

新品のスピニングを触って感じた遊びと同程度の遊びであれば、まず「問題なし」と判断してもらって結構です。

他人のブログ記事だけを見て、
「ガタがあるのでギヤのクリアランス調整をお願いします」なんて感じでお問い合わせをいただくことがありますが、散々ご説明しても、「不安だから」「いえ、やっぱりおかしいと思うんですよ」とおっしゃるので、作業受け付けをしていただき、お預かりして実際に触ってみると、全く問題なし!!!と言う事例が90%を超えます。

そのまま作業せずにお返しすることもあります。
せっかくだから全体のチェックを!とおっしゃってくださるお客様もいらっしゃいます。
「送り損」を防ぐために、お問い合わせの時や、整備依頼の時にできるだけフォローしているのですが、大半は問題なしのことが多いですね。。。。

なお、弊社で作業をする場合、ドライブギヤや各所のクリアランス調整は、別途料金ではなく、弊社のオーバーホール作業の調整作業の範囲内の作業です。作業するときは、クリアランス調整はマストです。

ギヤを交換した
ベアリングを交換した
一度分解したのでボディの組み付け圧が変わった
と言うときに、クリアランス調整が必要になります。

無論、リールは生産品で、組み込みは人間の手によって行われますので、
稀に新品状態でも調整が甘いものはあります。

ですが、預けていただいて弊社で作業する場合は、必ずクリアランスはチェックしています。
作業後少し遊びが出ている場合は、「調整した結果だ」とご判断いただけますと幸いです。
少しでも「送り損」が減るといいのですが。。。。。

リールメンテナンスドットコム 内田

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