マグシールドレス、マグシールド除去はお勧めできない

みなさんこんにちは!リールメンテナンスドットコム の内田です。

このところ立て続けに、

「他社さんでマグシールドレスにしてもらったリールがあるのですが整備可能ですか?」

「自分でマグシールドレスにしたリールがあるのですが、調子が悪くてみてほしいです」

「回転が重いのでマグシールドを除去してもらえますか?」

という類のお問合せや質問が殺到しているので、ここでハッキリ公言させていただきます。

 

ダイワ製品マグシールド搭載機種

メインのマグシールド機能

・ソルト使用→絶対に絶対に絶対にマグシールドレスはお勧めできません!

・淡水使用→除去しても問題ないけど、「お勧め」ではない。

 ユーザーさんのお好みでどうしてもと頼まれればやります。

その理由は、

マグシールドレスにすると、じゃばじゃば浸水するから!!!!

ソルト使用でしたら少ない使用回数で高確率にワンウェイクラッチ(ローラークラッチ)サビサビ、ベアリングサビサビになります。

淡水の場合も浸水は同じなのでお勧めできません。やれと言われればまあやっても。。。。という気持ちです。

セルテートを例にとってお話ししますと、

10/13/16 で淡水使用限定ならまだなんとかOKかな。でも浸水はするけど。。。

19/21 はゼッタイダメ!!!!!

その理由がこの写真

少し分かりにくいかもですが、クラッチリングの淵にガッツリ隙間ができてます。

お客様からのご依頼分の写真で、ある業者さんでOHとマグシールドレスにしてもらってから、数回使用でシャリシャリゴリゴリ言いはじめたとのご依頼でした。

防水のためにベットリグリスをが入っていましたが、ワンウェイに入れば逆転しますし、

これだけ隙間が空いていたら口を開けて水に向かっているようなものです(笑

 

弊社では、

メインのマグシールドは、マグシールドレス(除去)非推奨、淡水使用に限り動作保証なしで除去対応(ただし年式による)

ラインローラーのマグシールドは、同じくマグシールドレス(除去)非推奨、ただしユーザーさんの責任でセルフメンテとしてラインローラーを分解、注油、ベアリング交換されることを条件に除去施工をしております。

 

・マグシールドレスになっているリールはどうなるの?

お客様へ先程の理由等をご説明し、マグシールドユニットを戻します。ユニット戻しはメーカー出しとなります。

今まで作業を断られたことはありません。

 

・マグオイルが抜けるならレスの方がいいと思うけどどうなの?

抜けたら清掃して補填すればいいのです。弊社ではオリジナル磁性オイルでマグオイルの入れ替えや補填を行っております。グリスやオイルと同じ扱いで追加費用はかかりません。また、オリジナル磁性オイルは限りなくダイワ製品オリジナルに近い品質です。オークションやアマゾンなどで媒体がイソパラフィンのものを販売しておられるのを見かけますが、揮発しやすいです。全く別物です。

 

・マグシールド入っていると重いからできれば無くしたい

ダイワさんには申し訳ないですが、マグシールドが出始めた時には確かに重くなるなどの不具合ありました。10ソルティガのリコールなど弊社が有名になってしまった事例もあります。マグユニットの接着剤が溶けてマグオイルを硬化させてしまったのが原因で、マグシールドの機構にはさほど重くなる要素はないのです。マグシールド=回転が重いはもはや都市伝説です。ずっとダイワ製品を整備させていただいておりますが、年々改良され、現行ではベスト状態に改良されていると思います。整備の際には芯出し調整など若干大変な部分はありますが、磁性オイルによる回転抵抗の影響はほとんどないと言っても過言ではないと思います。とうとう言っちゃいましたけど、事実です。確かに製品としてマグシールドが入っていない機種(淡水専用)も出ていますが、正直同等の機種と巻き比べても「はっきりわかるほどの差」はないと思います。。。。

 

この件は、話し始めるとキリがないので今回はこの辺で。。。。

 

リールメンテナンスドットコム  代表 内田